芝生のシロツメクサを駆除するには?芝を残しながら対処する方法

芝生のシロツメクサを芝を傷めずに取り除く様子

芝生の中にシロツメクサが広がると、「クローバーだけを駆除して、芝は残せるのかな」と迷いますよね。普通の除草剤をそのまま使うと、シロツメクサだけでなく大切な芝まで傷めるおそれがあります。

結論からいうと、小さな範囲なら、地面を這う茎をたどって根が出ている節まで抜きます。面で広がっているなら、自宅の芝種とシロツメクサに適用のある芝生用選択性除草剤を、製品ラベルどおりに使うのが基本です。

駆除した場所を裸地のままにせず、芝が再び密になるよう整えるところまでが雑草対策です。この記事では、芝を残すための見分け方から手作業、薬剤の確認点、再発を抑える管理まで順番に解説します。

この記事のポイント
  • シロツメクサは地表を這う茎と根が出る節まで確認する
  • 小範囲は土が湿った日に根ごと抜く
  • 薬剤は芝種と適用雑草をラベルで照合する
  • 駆除後は目土と芝管理で裸地を残さない
目次

芝生のシロツメクサを駆除する手順

芝生からシロツメクサのほふく茎と根を除去する手順

葉とほふく茎で見分ける

シロツメクサは、3枚1組の小葉と白い丸い花が目印になるマメ科の多年草です。地表を這うほふく茎を伸ばし、その節から根を出して横へ広がります。葉だけをつまんで切ると、根付いた節が残って再生しやすいのが厄介な点です。

花がない時期は、葉の模様だけで決めつけず、茎が芝の間を横へ走っているかを確かめます。似た草も気になる場合は、庭に生える雑草の種類一覧と照らし合わせてから作業すると取り違えを減らせます。

1か所の葉から周囲へ茎をたどり、土に根付いている節を探すと、抜く範囲が見えやすくなります。

小さな株は根まで手で抜く

点在する程度なら、薬剤より先に手取りを試せます。雨の翌日や軽く水やりした後など、土が少し湿っているときに作業すると、根がちぎれにくく芝への負担も抑えやすいです。

最初から強く引っ張らず、葉の集まりからほふく茎をたどります。根が出ている節の下へ細い除草フォークを差し込み、土を軽く持ち上げながら連続した茎と根を回収してください。

STEP
外周を確認する

芝をかき分け、シロツメクサの葉が途切れる位置までほふく茎を探します。

STEP
根付いた節を浮かせる

フォークを寝かせ気味に差し込み、芝の根を大きく掘り返さないよう少しずつ浮かせます。

STEP
残った茎と根を拾う

切れた部分をもう一度たどり、根が出ている節を残さないよう回収します。

広がったら芝生用薬剤を確認

シロツメクサが面状に広がり、芝の根と絡んで手取りが難しい場合は、芝生用の選択性除草剤を検討します。ただし、「芝生用」と書かれているだけで、すべての芝や雑草に使えるわけではありません。

購入時点の製品ラベルで、使用場所が芝生であること、自宅の芝種が対象であること、適用雑草にシロツメクサまたは該当する広葉雑草が含まれることを確認します。散布量、希釈、使用時期、使用回数、天候条件も製品ごとに違うため、自己流で濃くしないでください。

  • 日本芝か西洋芝か、品種まで確かめる
  • 適用場所と適用雑草を確認する
  • 希釈量・散布量・使用回数を守る
  • 子どもやペットを入れる条件も読む
薬剤を使う前の注意

植え付け直後、更新作業の直後、乾燥や病害で弱っている芝では薬害のリスクが変わります。必ず最新の製品ラベルを優先し、条件に合わなければ散布を見送ってください。

芝を枯らす対策は避ける

非選択性除草剤は、かかった植物を広く枯らす性質があるため、芝を残したい場所への全面散布には向きません。塩、熱湯、酢、重曹なども、芝や土へ影響する可能性があり、シロツメクサだけを安全に選んで処理する方法にはなりません。

「雑草に効く」という説明だけで選ばず、芝生の種類と使用場所を先に確認しましょう。薬剤ごとの違いや手取りとの使い分けは、芝生の雑草対策とNG薬剤でも整理しています。

  • 普通の除草剤を芝生全体へ散布する
  • 効かせようとして濃度や回数を増やす
  • 葉だけをむしって根付いた節を残す
  • 駆除後の裸地をそのまま放置する

芝生でシロツメクサの再発を防ぐ

シロツメクサ駆除後に目土と水やりで芝生を回復する様子

抜いた穴は目土で埋める

根まで抜くと、芝生に小さな穴や薄い部分ができます。そのままにすると地表へ光が届き、新しい雑草が入り込む余地になるため、周囲の芝を傷めない範囲で土を整えます。

残った根やほふく茎を拾ったら、芝生用の目土を薄く入れて周囲となじませ、芝の生育期には乾かしすぎないよう管理します。大きく掘った場所は、自宅の芝種に合う補修方法や時期を確認してから張り芝や追いまきを検討してください。

駆除の成功は、シロツメクサを取った直後ではなく、空いた場所を芝が覆い直せたかまで見て判断します。

芝を密にして隙間を減らす

シロツメクサを減らしても、芝が薄い状態が続けば別の雑草が入りやすくなります。芝種に合った刈り高を守り、一度に短く刈りすぎず、生育期の水や肥料も芝の状態を見ながら整えることが再発防止につながります。

埼玉県の芝生維持管理マニュアルでも、発生初期に根から除草すること、芝刈り回数を増やして芝を密に保つことが雑草対策のポイントとして示されています。刈るだけで根絶を狙うのではなく、手取りや適用薬剤と芝の回復を組み合わせるのが現実的です。

  • 芝種に合う刈り高を守る
  • 一度に刈り込みすぎない
  • 土が固い場所は生育期に通気を整える
  • 薄い場所は適期に補修する

花と残った茎を見回る

手取り後は、切れたほふく茎や見落とした節から新しい葉が出ていないかを見ます。白い花が上がる前から小さな葉を見つけて対処すれば、種が増える前に管理しやすくなります。

薬剤を使った場合は、効果を急いで判断して重ねて散布せず、ラベルに書かれた確認期間と使用回数を守ります。枯れ方にむらがあっても、芝が弱っているときは先に芝の回復を優先する判断も必要です。

芝刈りや水やりのたびに同じ場所を見る習慣をつけると、面に広がる前の小さな変化を見つけやすいですね。

広がりに合わせて次を決める

数株なら手取り、芝の間へ面状に広がったら適用のある芝生用選択性除草剤、芝自体が大きく薄くなっているなら補修を含む管理の見直し、という順に考えると迷いにくくなります。

まずはシロツメクサの外周を確認し、今日できる範囲を根付いた節まで取り除いてください。芝を残すには、一度で無理に終わらせるより、適切な方法で減らしながら芝の密度を戻すことが近道です。

状態次の対応
数株が点在湿った日に根付いた節まで手取り
面状に広がる芝種と適用雑草が合う芝生用薬剤を検討
駆除後に芝が薄い目土と適期の補修で裸地を減らす
何度も再発刈り高・土の固さ・水と肥料の管理を見直す
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