スベリヒユは、赤みのある茎を地面に広げる夏の雑草です。抜いた株を土の上に置いたままにすると、茎の節から根が出て再び根付くことがあります。
駆除の基本は、花が咲く前に根元から抜き、茎の切れ端も集めて、土へ戻さず乾かすことです。種をつけた株は袋へ入れて運び、作業後も小さな芽が出ていないか見回ります。
- 開花前の小さい株を見つけたら早めに抜く
- 根元だけでなく地面を這う茎と切れ端も回収する
- 抜いた株は土の上に放置せず、乾燥させて処分する
- 新しい芽を繰り返し確認し、土の露出を減らす
スベリヒユの駆除方法と種を残さない抜き方

花が咲く前の小さいうちに抜く
スベリヒユは春から夏に発生し、夏に花を咲かせる一年草です。黄色い花や種ができる前なら、株が小さく作業しやすいうちに取り除けます。葉が肉厚で茎が赤みを帯び、地面を這うように広がる草を見つけたら、後回しにせず対処しましょう。
雨上がりなど土が少しやわらかい日は、根元を抜きやすくなります。ただし、濡れた土の上に抜いた株を置くと節から根付くことがあるため、抜いたらすぐに回収できる袋やシートを用意しておきます。
株元をゆるめて茎ごと回収する
株元の近くに移植ごてや草取り道具を差し込み、土を少しゆるめてから、根元を持ってゆっくり引き抜きます。強く引いて茎がちぎれた場合は、残った株元と地表を這う茎を探して一緒に集めてください。
スベリヒユは、地面に接した節から発根し、茎の切片でも増えることが農研機構から報告されています。根だけでなく、枝分かれした茎や小さな切れ端を残さないよう、周囲を見て拾い集めるのがポイントです(農研機構のスベリヒユ情報)。
種ができた株は袋に入れて運ぶ
花の後に実ができている株は、振ったり地面に引きずったりすると種が落ちるおそれがあります。株全体をそっと持ち上げて袋へ入れ、口を閉じてから運びましょう。種がついた株は、家庭菜園の堆肥へそのまま混ぜず、自治体の分別ルールに沿って処分してください。
雑草を堆肥に使いたい場合は、種や再生しやすい茎を混ぜない管理が必要です。処理の考え方は雑草堆肥の作り方と種・地下茎を残さない処理方法も参考になります。
抜いた後の処分と再発を抑える雑草対策

種のない株は土から離して乾かす
種をつける前に抜いた株も、土の上へ積んで放置しないようにします。防草シートやビニールなど、土に触れない場所へ広げて、茎まで十分に乾燥させてから片付けましょう。日差しが弱い日や雨が続く時は、乾ききるまで屋外に放置せず、袋などに入れて持ち帰る方法もあります。
乾燥後の草の出し方は地域で異なるため、可燃ごみや剪定枝など自治体の案内を確認してください。作業道具についた土や茎も軽く落としておくと、別の場所へ切れ端を運ぶのを防げます。
発芽期は見回りと遮光を続ける
抜き取り後もしばらくは、同じ場所を定期的に見回します。土の中に残った種から時期をずらして芽が出る場合があり、スベリヒユの種は土中で長く生存することもあります。一度で根絶できると考えず、見つけた小さな株を花が咲く前に取り除く作業を続けましょう。
庭や畑では、育てる植物に合わせてマルチや敷きわらを使い、地面に光が当たる範囲を減らす方法もあります。農研機構によると、スベリヒユは遮光に弱い性質があります。植え付け場所や水やりを妨げないよう覆い方を調整し、端やすき間から出た芽は早めに抜きます。

